暮らしやすい間取りとは②

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前回から、新築時における『間取り』について
考えていく上でのポイントをお伝えしています。

③ 生活動線
暮らしやすい住まいを作るため、
家族一人ひとりの一日の動きや流れを想定し、
使う部屋とその部屋中にいる時間をおおまかに書き出して、
情報を整理してみましょう。
さらに、将来のことを考慮し、
子どもの人数、成長過程、巣立つ時期、親の介護など、
家族構成の変化まで見通しを立てておくと、
長く住みやすい暮らしを維持することができるでしょう。

④ その他家電・家具や外構
間取りを考える際に、
使用する予定の家電・家具の寸法や配置なども
ぜひ考えておきたいことの一つです。
そうすることで、コンセントや照明の位置を検討しやすくなります。

また、お庭や玄関アプローチも、
最初からイメージしておくことが大切です。
今は車を持っていなくても、
将来的に車を持つ予定があるか、また何台持つのか、
それらによって駐車場の場所や位置も考えることが必要です。

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このように、間取りを考える際のポイントは、
今の生活から継続して考えていくことと、
将来的に発生するであろうことを想定することが大切です。

私たちがお客様と一緒に間取りをプランニングする時は、
現在の暮らしのご様子と、将来的なご予定をよく伺って、
いつまでも快適に住み続けられる間取りをご提案できるようにしています。

暮らしやすい間取りとは①

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住宅を新築する際、頭を悩ませるのが『間取り』ではないでしょうか。
何から始めたらよいのか、悩んでしまうのも当然です。

間取りは、ご家族のライフスタイルの上に成り立つものですので、
これを機に見つめ直すことから始めてみましょう。

ご家族の人数や年齢、生活時間帯、ペットの有無などによっても
使いやすい間取りは異なります。
そのため「これが誰にとっても1番良い間取り」という正解はありません。

流行りの『リビングに階段』を配した間取りは
「家族のコミュニケーションを取りやすい」
と喜ぶ方もいらっしゃれば、
逆に「暖房効率やプライバシー性を損ねてしまう」
と敬遠される方もおられます。

一般的に間取りを考える上で、
家に居る時間の長い人を優先するのが良いでしょう。
使用頻度の低い部屋などは優先順位が低く、
予算や土地の広さの都合によっては
諦める可能性も出てくるかもしれません。

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では、どのようなところに気を付けていれば良いのでしょうか?
①採光、②風通し、③生活動線、④その他家電・家具や外構について
解説します。

① 採光
一般的に、東西南北に適した部屋をそれぞれ配置することから間取りづくりは始まります。
リビングのように家族が長時間過ごす部屋は、南東に面した、
一日を通して気持ちの良い採光が確保できる場所が良いと言われています。
逆に、トイレや浴室などの水廻りは、北西の夕日が差し込む場所や
採光がうまく確保できない場所に配置するのが良いでしょう。

② 風通し
自然の風を取り入れられる間取りも快適に過ごせるので人気が高いです。
可能であれば、風が通り抜けられるよう、
1つの部屋に一直線で結べる対面した位置に窓を設置するのが良いでしょう。
また、その際に冷たい空気を取り入れるための低い位置の窓と、
温まった熱気を逃がすための高い窓を作ると、
外からの視線を逃がしたり、防いだりすることにも効果的。
通風のための窓であれば、小さくて価格の安い窓でも大丈夫です。

(次回へつづく)