窓の種類と機能(前編)

今回はサッシと組み合わせられている「ガラス」部分についてのお話です。
<ガラス>
サッシに取り付けられている「ガラス」部分についてですが、このガラスにも多くの種類があります。用途によってどの種類を使うのがいいのか違いがあります。

● 一般的なフロートガラス
最も一般的な、特に機能を持たない透明なガラスがフロートガラスで、多くの建物で使われています。値段も安価で、割れてしまった場合も、
多くの業者が在庫を持っているため、即日交換ができる場合が多いです。

● 目隠しの型板ガラス
家が通りに面していたり、隣の家との距離が近かったりする場所に使われるのが型板ガラスです。型板ガラスとは、ガラスの片面に模様を付けたガラスで、いくつかの模様のパターンがあり、食器棚などに使われていることもあります。

● すりガラス
型板ガラスのように目隠し用途などで使われるガラスです。細かい傷があるおかげで、通過する光が拡散してやわらかい印象の光を作り、上品で落ち着いた印象になるため、和室などでよ

く使われています。

● フロストガラス
すりガラスと見た目は似ていますが、加工の仕方の違いから、表面が滑らかになっています。すりガラスの表面がザラザラしているのに対し、
フロストガラスの場合は滑らかなため、汚れがついても掃除しやすいという利点があります。

● 防火ガラス
お家を建てる場所によっては、都市計画法で防火地域・準防火地域に指定されていることもあります。防火地域では、建築基準法で窓ガラス
などに防火設備ガラスを使う必要があります。
最近ではワイヤーの入っていない透明な防火・耐火ガラスを選ばれる方も増えています。

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